移行経済論
(前期・木曜6時限)講義計画
履修のためのヒント(昨年度の評価方法・結果等)
評価と結果(本年度の評価方法と結果)
1.イントロダクション(4月12日)
この時間の講義について/「移行経済論」を学ぶ意義・意味/講義の進め方/受講条件/単位認定の方法
2.社会主義思想の形成(4月19日)
マルクスの思想:「資本論」の概観/「窮乏化革命」と「マルクス・レーニン主義」/ 先進国革命としての社会主義とその現実
3.ロシア/旧ソ連の地理と歴史 (4月26日)
旧ソ連の地理概要/ロシア革命の要因と経緯/戦争の「原体験」とその影響
4.ソ連型社会主義の確立(5月10日)
「新経済政策(ネップ)」による経済回復と工業化論争/穀物調達危機と農業集団化/第一次五カ年計画とソ連型社会主義の成立
5.ソ連型計画経済のメカニズム(5月24日)
計画経済とは?/計画経済を支える理念・機構・作動原理(「物財バランス」を例にして)/ソ連型計画経済の特徴
6.経済の失速とソ連崩壊(5月31日)
経済成長の鈍化の要因/資源は「呪い」か「祝福」か/ソ連崩壊
7.急進経済改革の挫折(6月7日)
急進改革の基本的発想/1992年の急進改革の顛末とその要因/「スーパー大統領制」の成立
8.1998年経済危機(6月14日)
インフレ収束と1997年の経済成長/1998年経済危機の過程/ロシア経済の回復・その要因
9.現代ロシア経済の特徴(6月21日)
ロシアの石油・天然ガス資源の現状/ロシア経済に占める石油・天然ガスの役割/「ガスプロム」という企業
10.旧ソ連諸国における政治・経済体制移行(6月28日)
旧ソ連諸国間の関係の概観/旧ソ連諸国の経済動向(1)・移行初期における生産崩壊の要因/旧ソ連諸国の経済動向(2)・世界経済への再統合と新たな問題
11.ロシア経済の問題点(7月5日)
貧富の格差の拡大/オリガルフの盛衰/平均余命の短縮と人口の減少
12.近年のロシア経済(7月12日)
ロシアの経済成長の特徴/資源依存からの脱却の模索/経済制裁下のロシア経済―「愛国主義」は経済を救うか?―
13.授業内テスト.(7月19日)
14.授業内テスト・追試(7月26日)→7月19日を専修大学定期試験規程第10条2の(1)〜(8)に該当する理由で欠席した者のみを対象とする。受験資格の認定手続きについては別途連絡する。当日,教室に来るだけでは受験できない。
注.若干の変更はありうる。
授業内テストおよび同追試の実施要領に関しては別途詳細を発表する。
5月17日は,担当教員の都合により休講。